娘が9歳で2020年12月からバイオリンを始めて、1年がたちました。
どんな感じなのかレポートします。
どれくらい弾けるようになったか?
ファーストポジションで簡単な曲をゆっくり何とか。
先生が細かいことはつっこまずに量をこなしていかせるタイプのようで、教本の曲をどんどん進めていっています。
最大の成果=楽譜の音階が読めるようになった
小学校の音楽の授業で楽譜の読み方を習っていると思って安心していたら、読めない!
(音楽の教科書を見せてもらったら、ドレミがふってあったので、そっちの文字を見ているようです……)
楽譜を読めるというのは訓練して可能になることなのですね!
(自分自身は小さい頃からピアノを習っていて自然と読めるようになったので、娘を見ていて初めて気づきました。)
1年たち、楽譜の音符と、ドレミと、指を置く場所を連動させることが、何とかできるようになってきました。(まだ怪しいこともあります……。)
ところが先日、“転調”がある曲を練習していたところ、「調号」を理解していないことが判明! 楽譜の最初、ファのところにシャープがついていたら、その曲に出てくるファはずっとシャープになるというルールを理解していなかったのです! そういえば先生も自分も教えていなかった……。
他にもスラーとタイの違いとか、記号とか用語とは、細かい楽譜の読み方はまだまだです……。
音程を自分でとる感覚が身についた
音程が外れた時は直そうとするので、音程は自分でとる・直す感覚が身についてきているようです。
私にはできなかったので、素直にすごいと思います。
(自分は大人になってからバイオリンを始めました。ピアノだと音符通りに鍵盤を押せばその音が鳴るので、バイオリンも指を置けばその音になるという感覚が抜けませんでした。“音程甘い”と言われてもイマイチピンとこなくて、ドやファなど共鳴しない音をとるのが苦手だったのです……。)
上達のスピードはゆっくりなのが歯がゆい
私が大人になってからバイオリンを始めた一年間と比べると、上達のスピードがずいぶんゆっくりだなぁ、と思ってしまいます。
練習時間が少ない上に、バイオリンを弾く人を見る機会が少なく、明確な理想を持っていないことが原因だと思います。
逆に、それがあれば上達のスピードは上がるのにな、と思ってYouTubeで教本の曲を弾いてくれている動画を見せています。
たからべヴァイオリン教室さん、ひとみ先生のバイオリン教室さん、お世話になってます!
追加費用は教本代くらい
追加でかかった費用は、教本代とスペア弦のみ。
- 『新しいバイオリン教本 1巻』 816円(最初に購入)
- 『新しいバイオリン教本 2巻』 1430円
- 『鈴木鎮一ヴァイオリン指導曲集 1巻』3520円
- 『鈴木鎮一ヴァイオリン指導曲集 2巻』3520円
追加の3冊で、8470円。
鈴木はCD付きなのでやたら高い……。
中古本がなかなかないので、つらいところです。
弦は切れていないのでそのまま使っています。
万一切れた時に備えてスペア弦を買いましたが、ケチって安いのを買ったら、先生に「それ、チャルメラみたいな音がしますよ(苦笑)」と言われたので、弦を買うときも先生にお伺いをたてたほうがよかったのかと反省しています。
切れたら今張ってあるのと同じシリーズでちゃんとしたのを買うことにします……。
金銭的には、普通のお稽古事くらいの感覚です。
とりあえず成功体験を積み重ねてほしい
楽器のお稽古事のメリット
「自分で苦手なところを認識して、分解して、繰り返しやってみて、弾けるようになる」
という小さな成功体験を積み重ねていってほしいです。
子ども自身は「楽しい~」と言っているので、もうしばらく、ゆるく続けていこうと思います。
(楽しいという割に練習量は少ないことが気になりますけど!)
私の希望としては、左手はポジション移動とビブラート、弓は飛ばせるようになるまで続けてほしいなぁ、と心の中で思っていますが、さて……